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第30回京都賞 思想・芸術部門受賞者の染織家・志村ふくみ氏が文化勲章に、第28回京都賞 基礎科学部門受賞者の分子細胞生物学者・大隅良典博士が文化功労者に、それぞれ選ばれました。そのほか、長年にわたり京都賞の審査でお世話になっている中西重忠先生や、末松安晴先生も文化勲章に選ばれました。 なお、染織分野、光通信工学分野での受賞は初の快挙となります。
10月7日、ノーベル物理学賞の受賞者発表が行われ、第25回(2009)京都賞 先端技術部門受賞者の赤﨑勇博士が選ばれました。授賞式は12月10日、スウエーデンのストックホルムで行われます。
2005年京都賞基礎科学部門受賞者で生態学者のサイモン・アッシャー・レヴィン教授が「タイラー賞」を受賞されました。タイラー賞は1973年、世界ではじめて環境に関する国際賞として創設され、環境科学、環境衛生、エネルギーの分野で功績のあった方に贈られる賞です。レヴィン教授は、生物種と生態系の複雑性とその関係を解き明かしたことが高く評価されました。授賞式は4月25日に行われ、賞金20万米ドルが贈られました。
2010年京都賞先端技術部門受賞者で医学者の山中伸弥博士が「第1回ブレイクスルー賞(生命科学)」を受賞されました。同賞は、フェイスブック最高経営責任者のマーク・ザッカーバーグ氏、グーグル共同創業者のサーゲイ・ブリン氏、アップル会長のアーサー・レビンソン氏といったIT大手の経営者らが創設した財団が運営し、難病治療や人の寿命を延ばす先端分野の研究で功績のあった研究者に贈られる賞です。山中博士は人工多能性幹細胞(iPS細胞)を誘導する技術の開発が高く評価されました。授賞式は2月20日に行われ、賞金300万ドルが贈られました。
2002年京都賞先端技術部門受賞者で生物学者のレロイ・エドワード・フッド博士がアメリカ国家科学賞を受賞し、2月1日、ホワイトハウスにてオバマ大統領からメダルを授与されました。フッド博士は、優れた洞察力と情熱溢れるリーダーシップをもち、独自の学際的アプローチにより、人類の医療や科学的学問分野の創出に多大な貢献をしてきたことが評価されました。