グラント博士夫妻、Frontiers of Knowledge Awardに

スペインのBBVA財団は6日、科学や芸術などに多大な貢献をした人に贈られるFrontiers of Knowledge Awardに、米国プリンストン大学の進化生物学者、ピーター・グラント博士ローズマリー・グラント博士夫妻を選んだと発表。授賞式はスペインのマドリードで6月に開かれる予定で、博士夫妻には証書と賞金40万ユーロが授与されます。
このたびの栄誉について、BBVA財団はグラント博士夫妻のガラパゴス諸島における40年以上にもおよぶダーウィンフィンチ類のフィールド研究が野生の進化のメカニズムとその過程を明らかにしたこと、さらにはその成果に基づいて、絶滅の危機に瀕した種の保全に有効な手立てが講じられる点にも着目。こんごの生物多様性保全にむけた期待の高まりについても事例を挙げて言及しました。
同賞は2008年創設。京都賞の歴代受賞者ではこれまでに、山中伸弥博士(医学者)、ドナルド・クヌース博士(コンピュータ科学者)、ミシェル・マイヨール博士(宇宙物理学者)、ダニエル・ジャンセン博士(熱帯生物学者)、ピエール・ブーレーズ氏(作曲家、指揮者)らが受賞しています。
このたびのご受賞、誠におめでとうございます!