米国半導体産業協会(SIA)は6月28日、2019年の「ロバート・N・ノイス賞」に、ロバート・ヒース・デナード博士(2013年京都賞先端技術部門受賞者)を選んだと発表しました。同賞は半導体業界で顕著な功績をあげたリーダーに対してSIAが毎年顕彰しているもので、SIAの賞の中で最も名誉ある賞です。
「半導体業界で輝かしい業績をあげたレジェンドの方々に並び称され大変光栄です。一緒に共同開発した人々と関係を持てたことが私の誇りです」。デナード博士はこのように語りました。「授賞式では共同開発した友人、同僚、恩師と共に受賞の栄誉を受け偉大な半導体産業の未来について語り合いたいです」。
SIA会長のジョン・ニューファー氏は授賞の理由について、「デナード博士は半導体業界の象徴ともいえる人物だ。コンピュータ、スマートフォン、タブレットなどの基礎となるメモリーの技術を開発した。半導体産業に革新をもたらした彼の功績は比類ないものである」と話しています。
授賞式は11月7日に米国サンノゼ市で開かれます。このたびのご栄誉、誠におめでとうございます。