情報・通信機器の飛躍的な進歩に貢献したロバート・ヒース・デナード博士を偲ぶ

第29回(2013)京都賞先端技術部門受賞者のロバート・ヒース・デナード博士が4月23日逝去されました。91歳でした。

デナード博士は、「半導体ダイナミックメモリ(DRAM: Dynamic Random Access Memory)」の基本構造を発明し、また集積回路に不可欠なMOS型電界効果トランジスタを微細化するための設計指針を提案した功績から京都賞を受賞しました。

博士の功績により、集積回路の記憶容量や処理能力が格段に向上し、情報・通信技術が飛躍的に発展しました。現在、博士の発明したDRAMはパソコンやスマートフォンなどの主記憶装置に用いられており、情報化社会に欠かせない要素として私たちの生活を支えています。

謹んでお悔やみ申し上げます。

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