Zakir HussainTabla Player思想・芸術部門

研究イメージ

タブラー演奏の創造性とは何か?

インドの伝統打楽器タブラーの新たな音楽的可能性を切り開いた革新的創造力に富む芸術家

ザーキル・フセイン/ タブラー奏者

ヒンドゥスターニー音楽を代表するタブラー奏者であり、インド伝統音楽の枠組みを超えて世界中のさまざまなジャンルの音楽家と共演して新しい音楽世界を切り開いた。超絶技巧、魅力的なパフォーマンス、そして豊かな創造性により、世界の音楽家たちに絶大なインパクトを与えている。

KEYWORDS

  • #タブラー
  • #北インド古典音楽
  • #ワールドミュージック

INTRODUCTION受賞者紹介動画

LECTURE & PERFORMANCE記念講演&パフォーマンス動画

第37回京都賞 思想・芸術部門 受賞記念講演・パフォーマンス

記念講演・パフォーマンスとして、受賞者が、北インド古典音楽とタブラーについて講演するとともに、ウズベキスタンとイランの打楽器奏者を加えて演奏を行ったものです。

記念講演
ザーキル・フセイン

パフォーマンス
ザーキル・フセイン(タブラー)
アッボス・コシモフ(ドイラ)
ページャム・アハヴァース(トンバク)

そこで創り出されているのは、音楽が立ち現れてくる新たな可能性、芸術家たちが繋がり、相互作用し、自分たちの住む世界だけでなく、地球規模で上手くいく方法を見出す新たな可能性です。
ザーキル・フセイン

ザーキル・フセイン/ タブラー奏者

プロフィール

略歴
  • 1951年インド ムンバイ生まれ
  • 1970年ラヴィ・シャンカルのニューヨークでの公演に参加して初めて米国で演奏
  • 1974年ジョン・マクラフリンとともに画期的なグループ、シャクティを結成
  • 1987年初のソロアルバム『メイキング・ミュージック』をリリース
  • 1991年『プラネット・ドラム』の制作に参加。同作は、グラミー賞最優秀ワールド・ミュージック・アルバムの第1回受賞作
  • 1999年ビル・ラズウェルとタブラー・ビート・サイエンスを結成
  • 2007年インド政府によりインド独立60周年の祝歌作曲に選出
  • 2008–2009年カーネギーホールのパースペクティブ・シリーズに選出
  • 2011年ワシントン・ナショナル交響楽団による委嘱で『コンチェルト・フォー・フォー・ソリスツ』を作曲
  • 2014年シンフォニー・オーケストラ・オブ・インディアによる委嘱でタブラーによる初のコンチェルトを作曲(2015年に初演)
主な受賞・栄誉
  • 1988年パドマ・シュリー勲章
  • 1991年サンギート・ナタク・アカデミー賞
  • 1999年NEAナショナル・ヘリテージ・フェロー
  • 2002年パドマ・ブーシャン勲章
  • 2009年グラミー賞最優秀コンテンポラリー・ワールドミュージック・アルバム
  • 2017年SFJAZZ生涯功労賞
  • 2019年サンギート・ナタク・アカデミー・フェローシップ
主なアルバム
  • 1976年Shakti with John McLaughlin (Shakti), Columbia
  • 1987年Making Music, ECM Records
  • 1991年Planet Drum (Mickey Hart), Rykodisc
  • 1999年Remember Shakti (Remember Shakti), Verve Records
  • 2006年Sangam (Charles Lloyd), ECM Records
  • 2007年Global Drum Project (Mickey Hart, Zakir Hussain, Sikiru Adepoju, and Giovanni Hidalgo), Shout! Factory
  • 2009年The Melody of Rhythm (Béla Fleck, Zakir Hussain, and Edgar Meyer), E1 Entertainment
  • 2019年Good Hope (Dave Holland, Zakir Hussain, Chris Potter), Edition Records

※ プロフィールは受賞時のものです

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