植物の色、蚕の糸、手織り。アルスシムラ展のお知らせ

写真:植物で染められた絹糸の「色彩環」

2月16日から19日にかけて、「アルスシムラ2016年度卒業作品展『私が染めて 私が織って 私が着る』」が京都市国際交流会館の和風別館(京都市東山区)を会場に開かれます。アルスシムラは、染織家 志村ふくみ氏と志村洋子氏が2013年に設立した染織の学校です。

志村ふくみ氏は、2014年の京都賞記念講演において、民藝運動で有名な柳宗悦との出会いから、柳の言葉「天然染料の色と、蚕の生命をつむぐ糸と、手で織る仕事」を根底に仕事を始めたとお話しになり、結びでは「植物の生命や織物の原理。そして、自然を敬い、素晴らしい色を無償で提供してくれる植物への思いを若い人に伝えたい」として、アルスシムラ設立に込めたご自身の思いについても聴衆に語りかけられました。

同展では、新鋭の染織家たち26名による集大成が会場を彩ります。

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